正暦寺の文化財

正暦寺所有の主な文化財をご紹介します。

本尊薬師如来倚像 (国指定重要文化財)

白鳳時代の作。台座に腰を掛けるという倚像の形をとる金銅仏であります。足は踏み割り蓮華に乗せています。正暦寺の御本尊であり、特別公開時のみ御開帳するため秘仏となっています。

福寿院客殿 (国指定重要文化財)

1681(延宝9年)に建て替えられた建物で、上壇の間を持つ数寄屋風客殿建築です。中の襖絵・欄間の絵は、京狩野3代目の狩野永納によって描かれており今に伝えています。また、福寿院客殿から望む庭は借景庭園になっており、四季折々の自然の風情を楽しむことができます。

孔雀明王像 (県指定重要文化財)

鎌倉時代の作。孔雀に乗った仏で、孔雀の羽を後背としています。孔雀は毒虫・毒蛇を好んで食べ、またその毒に非常に強く、そこから災難や災害、煩悩等を毒と見立て、それらから人々を守護する仏として信仰されてきました。普段は福寿院客殿にて参拝することができます。

秘仏薬師如来御開帳の時期

年3回、本尊薬師如来倚像を一般公開いたします。※詳細は、年間行事をご確認ください。


正暦寺 瑠璃殿

春季特別公開 (毎年4月18日~5月8日迄)

正暦寺の収蔵庫にあたる「瑠璃殿」にて、正暦寺所蔵の仏像などと共に秘仏御開帳致します。

秋季特別公開 (毎年11月初旬~12月初旬迄) 

正暦寺本堂にて秘仏御開帳致します。
※御開帳の日程は前後致しますので、ご確認いただきますようお願いします。

令和5年度 秋季特別公開の日程は11月3日(金)~12月3日(日)まで行います。

冬至祭 秘仏御開帳 (毎年12月22日)

冬至祭に併せて、正暦寺の収蔵庫にあたる「瑠璃殿」にて、正暦寺所蔵の仏像などと共に秘仏御開帳致します。